社員研修には好印象 留学生が見た日本企業

公開日:2019-11-25
皆さん、ようこそ時事コラムへ。

日本政府は令和2年までに30万人の留学生受け入れを目指しており、それに伴い、日本に就職してみたいという留学生の数も年々増えてきました。

本日の記事は来春日本の大学・大学院を卒業、修了予定の外国人留学生の、就職活動状況や職業観についてです。

ディスコが調査した「外国人留学生の日本企業に対するイメージ」で最も多いのは「社員研修が充実している」(78.1%)です。2番目は「高い日本語力が求められる」(75.9%)で、「長時間労働」(67.2%)、「福利厚生が整っている」(65.9%)、「年功序列の賃金制度」(64.4%)などもあります。

この結果から確かに新入社員の研修制度が充実し、研修に時間をかけるのは日本ならではのものだと思いました。2番目の「高い日本語力が求められる」についても身近の留学生から「難しい」と言う事もよく聞きます。日本人と同じように表現にするのは多くの留学生の課題です。

私も10年ほど日本語を勉強して、日本に住んで5年目になりますが、今でも分からない日本語が数多くあります。また、多くの留学生は面接の時、緊張で自分が言いたいことが日本語でうまく表現できないと悩んでいます。それで、就活の選考で落ちることが多くなります。

3番目の「長時間労働」については、私も日本人が仕事人間が多いと思います。最初日本に来た時、日本人はマジメで仕事が好きだということにびっくりしました。中国でも仕事で稼ぐことはももちろん重要ですが、残業が嫌いな人が多いです。理由としては、残業代が低く、残業で自分の時間が少なくなり、もちろん残業で体を壊す人がいることが考えられます。でも、長く日本に住んでいるうちに、日本の残業は細かいことにこだわりることで効率性が低くなったり、会社の雰囲気で帰りづらいと思っている無理矢理な残業があるという部分に気づきました。その時は長時間残業は本当に必要なのかと思いました。でも、働き方改革によって、日本の長時間残業は法律に基づき抑えることができ、よいと思います。これから、日本で就職したい留学生から見ると好印象になります。

また、海外では能力昇進が多いため、日本の年功序列制度に慣れない人が多いと思います。年功序列は言い換えると、どうしても若い世代の出世が遅くなります。多くの留学生は出世意欲が高いため年功序列のデメリットを感じる人が多いです。

上記の内容をまとめると、留学生は日本企業に対するイメージは全体的に好印象を持っている中、「高い日本語能力が求められる」と「年功序列の賃金制度」はまだまだ留学生たちにとって難しく慣れない部分が多いと感じ、留学生たちが日本の企業文化に深く理解することが必要だと考えています。そして、企業側もいかに留学生たちが日本の企業文化を早めに理解してもらう方法を考えたほうがよいのではないでしょうか。

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