マジメな日本人

公開日:2019-12-16
日本に来てそろそろ5年目になります。最近、一緒に日本に来た友達に会って、当時の話をして面白いことを思い出したから、ここで皆さんにシェアしたいです。

まだ、日本語学校に行っていた時のことですが、友達の誕生日の後にうっかりして財布をなくしてしまいました。財布をなくすことで一番怖いのは、在留カードと印鑑の悪用ですよね!在留カードに関しては、入国管理局に行って現状を説明するしかありません。また、財布の中にたくさんのキャッシュカードを入れていたから、銀行で変更の手続きをしないといけませんでした。そのために、新しい印鑑を作らないといけません。そこまでは普通の流れだと思いますね。きっと皆さんはそう思うでしょう。

面白い展開は3日後に住む場所の市役所からの電話がいきなり来て、友達が住んでいる駅の近くで発見されたらしくて、市役所に取りに来てと言われました。ちなみに、なぜ発見した時点で私に連絡してくれなかったかと聞いたら、基本3日以内に取りに来る人が多いから、3日を過ぎたらまだ取りに来ていない人に連絡するというルールらしいです。

なるほどと思うより、入国管理局と銀行に「今すぐ連絡しないと」と思いました。

そしたら、銀行員さんから手続きの変更ができないと言われました。同じ印鑑なのにと思わず「なんでですか」と理由を求めていました。「同じ印鑑ではありません」と答えてくれました。(心情:嘘、同じ印鑑じゃないってどういうこと??)「もしかして、印鑑は2つ持っているのではありませんか?」と聞かれました。(心情:そういえば、確かに印鑑は同時に2つ持っているけど、でも、なんでそこまでわかってるの?)「はい、印鑑は2つ持っていますが、前とまったく同じ印鑑を使っていると思いますが」と答えました。

そうしたら、2つの印鑑を押して比べて見ると、1つの印鑑から押したものは枠の間に小さい穴が開いていることが分かりました。それが根拠で銀行員さんに見抜かれたらしいです。「なるほど、こんなところまで気付いてくれてありがとうございます。」「日本で印鑑は大事なものなので、誰かに悪用されたり、偽物になってしまったら、大変な事になります。もし、そのまま認証されたら、知らないうちにお金が取られてしまう可能性がありますから。」「なるほど、さすが日本!」と何回も言いました。私はそこまで考えてないから、考えてくれて本当にありがたいです。

そのことから、やっぱり日本人はマジメだと関心しました。

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